[00:13.391]意味と夢と命を集めて [00:16.063]作られてしまった身体は [00:18.758]終わった命を蒸し返す機械らしい [00:24.160]これは彼の昔のお話 [00:26.795]人一人は涙を流して [00:29.424]また会いたいと呟いた [00:35.331]ハリボテの街の [00:37.967]終末実験は [00:40.688]昨日時点で 予想通り [00:43.941]グダグダ過ぎて [00:46.114]その時点でもう諦めた方が良いでしょう? [00:50.505]次の二人は 街の隙間で そんな水色の [00:54.439]夢見てた [00:55.833] [00:56.993]期待ハズレの車線の先で [00:59.547]小さな身体はまた飛び散った [01:02.144]泣き叫ぶ少女を [01:04.000]目醒めない僕は見ていた [01:07.445]秒針は進みだすのを止めて [01:10.046]世界もろとも眩(くら)みだそうとする [01:13.254]この夢は終わらない [01:16.580] [01:26.531]意味と夢と事態を合わせて [01:29.073]ただただ考えてく頭 [01:31.602]「この世界はどうやら少しヤバイらしい」 [01:36.951]これは彼と彼女のお話 [01:39.514]作られてしまった心では [01:42.016]もう言葉も届かない [01:47.668]枯れる太陽の音 [01:50.372]蒸せる炎天下の目 [01:52.992]夏バテした世間に [01:55.222]はじき出された様な [01:58.420]蝉の声がもう鳴り響き始めても [02:02.637]ユラユラ揺れる 透ける身体じゃ [02:05.387]伸ばした手も届かなくて [02:07.897] [02:09.103]期待ハズレの視界の先で [02:11.672]秒針はふざけて立ち止まって [02:14.223]踏み潰される未来を [02:16.274]反対車線で見ていた [02:19.396]機械仕掛けの世界を抜けて [02:22.014]木の葉の落ちる未来の風景へと [02:25.229]君の目で [02:26.985] [02:27.204]嗤わらう日差しはどこかに消えて [02:29.719]8月は何度でも過ぎ去って [02:32.234]「また来年だね」と笑いあう [02:35.216]そんな未来なら? [02:37.286]期待ハズレの世界の隙間 [02:39.743]予報外れの雨が降ってきた [02:42.863]その時に その時に [02:47.309] [02:57.576]例え未来が書き換わっていても [03:00.824]あの目は