風なら許そう 何もかも 清けし虹空 溶けてゆく 石畳には置き去りの花 せめて抱いてやりたくて あと少し美しければ 折られずに生きただろうか 悪戯に夢の命を 決めるのは誰だろう 風なら許そう 何もかも 出会いも乾いて過ぎてゆく また霧雨が背中を叩く 何処へ向かうつもりかと この道が終わる場所まで 口ずさむ歌があるから 哀しみをかわせる距離を 計れても祈ってる 傾く星たち傍にいて 夜明けは七色 誰のため