[00:02.09]Color.1.恋文 [00:07.60]私たちは一緒にいることが当たり前だった [00:12.06]だが、大人になるにつれ [00:15.25]人にはそれぞれ自分の歩む道があることに気が付いた [00:21.08]私は私、君には君の道がある [00:26.69]ずっとあの頃のままでいたかったけれど [00:30.05]もう時間は取り戻せない [00:34.08]君も私も進まなければいけない [00:38.01]自分の道を [00:41.66]君は怒るだろうか [00:43.89]この現実を突きつけてしまったこと [00:47.92]気が付かなければよかったというだろうか [00:51.45]私たちの関係が壊れてしまうかもしれないこと [00:58.17]身勝手な私を許してほしい [01:01.85]私はこの決断を悔やんではいない [01:05.33]ただ、胸が張り裂けそうに痛むだけだ [01:11.53]私の傍に君がいない [01:15.12]有り得ない、認めない [01:18.52]この先も共に歩む人は君しかいない [01:22.88]どうか私と一緒に来てくれないか [01:27.57]私には君が必要だ [01:30.30]他の誰でもない、君が [01:34.78]情けない男だが [01:36.86]君を大切に思う気持ちは誰でも負けはしない [01:42.78]君を愛しているんだ [01:54.06]ちょっといいかしら [01:55.82]引っ越しの準備は進んでいる [01:59.05]あら [02:00.93]あらあらあら、嫌だわ、その [02:04.24]何であなたが持ってるの [02:06.96]え?偶然見つけた [02:13.34]そうよ、これ書いたの、お父さん [02:16.61]ほら、最後見て [02:18.50]あがねさんへ、千歳よりって書いてあるんでしょう [02:23.18]お父さんが就職して田舎から上京してくる時にね [02:27.46]お母さんにこれ手紙を送ってきた [02:30.69]そう、これが告白だったのよ [02:34.33]いつも口下手なくせに [02:36.45]手紙になると、いつもこうやって、まっすぐに気持ちを伝えてくれるの [02:42.84] [02:44.60]そうよね [02:46.74]特にお父さんはあなたの前だと格好つけたがるから [02:54.50]懐かしいわ~ [02:57.84]あ、この手紙を読んたってことをお父さんには秘密にしてね [03:03.46]どうしてって [03:05.52]知られたら、きっとこの手紙捨てられちゃうわ [03:08.89]照れ屋だから、お父さん [03:11.58]だから、 [03:13.30]お母さんとあなただけの秘密、いい? [03:16.88]約束よ