[00:01.18]醒めない夢 [00:05.77]「何時まで寝てるんだ?おはよう。目覚めたか?いつまでも起きないから、眠り姫を起こす為にキスしてみた。ふう~お姫様は休みの日だとほんっとに起きないなぁ~」 [00:25.45]「俺?ああ~ちょっと目が冴えて、だいぶ前から起きて窓の外を見てた。ほら、雪が積もってるんだ。昨日の夜から降ってたらしい。 [00:41.63]もうこれで一緒に雪を見るのが何回目かな~さすがの俺も数え切れなくなってきた。」 [00:50.60]「ん?どうかしたのか?指輪が変ってる?驚いたか?お前が寝てる間こっそり変えておいた。お前の驚く顔が見たかったから。俺さ~お前に言いたいことがあるんだ。 [01:15.35]聞いてくれるか?俺は……今まで愛してるとか、好きとか、あんまりお前に言ってこなかったよな。そんな簡単な言葉でお前に思いを伝えたくなかったから。 [01:29.19]だから、毎日愛してるって言う代わりに、これからの人生は、毎日お前に幸せだって思わせたい……結婚しよう。お前はどう思う?俺と結婚するの嫌か?」 [01:53.93]「何?聞こえない。な、もう一回耳元で言って。」 [02:04.85]「本当にいいんだな。後悔しないな。俺と結婚して、いいんだな……」 [02:17.63]「ありがとう。お前とこれからも一緒にいられて嬉しい。」 [02:26.21]「え?結婚する前に愛してるって言ってほしい?んっ、仕方ないなぁ~ただし、ほかの奴らが言うのと俺が言うのとではこの言葉の重みは違う、そのことよく覚えておけよ。愛してる。もう、二度と言わないからな。」 [02:58.42]「もう一回?!そんなこと言う奴にはお仕置きだ!捕まえた!今日はもう少しだけ、このまま手繋いで寝てよ。たまにはこんな休日もいいだろう。お休み。夢の中で会おうな~」 [03:27.21]---暮さらば 屋戸開け設けてわれ待たむ 夢に相見に 来むとふ人を--- [03:36.92]夜が来たら、ドアを開けて貴方を待つ。夢で会おうと約束したから…… [03:46.60]手を繋いだまま、同じ夢を見続けよ。十年後も、二十年後も、そんな幸せが続くよう。醒めない夢を、お前とずっと見ていたい。 [04:02.52]もし生まれ変わって、まだお互いを見失ったら、今度も必ず、俺がお前を見つけに行くよ。絶対約束する。この世界に一人しかいないお前を……愛してる。