無邪気にこぼれる 柔らかな光を ふたりの身体が遮る 行き場をなくした 迷い子の分子が ふたりの間を 彷徨う やさしく やさしく そして ゆっくりと 寄り添うふたつの影 砂に滲みた うとうとしてたら 波が寄せては返し ふたりの足跡は 消えて 陽炎が 揺らいでるだけ やさしく やさしく そして ゆっくりと 寄り添うふたつの影 砂に滲みた いつか消えた うとうとしてたら 誰もいなくなって ふたりの言葉も 途切れて 陽炎が 揺らいでるだけ