ひとりで大きくなった様な そんな顔して 生きてるけれど 女に抱かれて 夢で遊べば 幾つになっても 少年のまま 「野郎って奴は 野郎って奴は 風の汽笛(きてき)を追いかける 野郎って奴は 野郎って奴は そんな淋しい 放浪人(さすらいびと)」 思い出なんかは 目ざわりと 言えば強がり 乳臭い(ちちくさい)けど 自分の人生いつか死に場所 探している様な そんな気がする 野郎って奴は 野郎って奴は 沈む(しずむ)夕陽(ゆうひ)吠(ほ)えている 野郎って奴は 野郎って奴は そんな淋(さび)しい 放浪人