零れたミルク もう 戻らない 小さな掌を取って 私は踊るの 運命の糸 手操らずに 心を寄せて 私の色が紅となるならば 直ぐに染め上げて 闇夜をはしる 風の時間を止める 貴方の影抱きとめて 満ちる月をたたえたその瞳が 曇らぬよう生きていく 言葉が閉ざした道 噛みしめて 微笑む口元に咲いた 花びらを拭う 切なる夢の頂きに 声を預けて 貴方の色が薄れゆくならば この身を捧げる 失くせないモノぎゅっと握りしめて 涙をふと思い出す 欠ける月は憂いを含んだまま 壊れた時計と沈む 闇夜をはしる 風の時間を止める 貴方の影抱きとめて 満ちる月をたたえたその瞳が 曇らぬよう生きていく 貴方のために