浸透 乾いていた髪が雨を吸っていく ゆっくりつたうと雫を落とす ぼんやり愛を想った どこまで行こうとたずねた冬 足跡のない場所へと言った あなたの唇を知った かんじているの 胸にあふれている真夏の海辺が 夢の涯てまでひろがっていくのを 私達きっとこうして浸透していくね 愛に、愛に 寄せては染み込む波のように 大人になっても泣いてばかりさ 私は未来そのもの かんじているの いままで流したすべての涙も 出逢えた頃より優しく歌える 私達もっとこうして浸透していこう 軌跡を越えて 寄せては染み込む波のように 私の持つものあなたにあげたいの もしも望むなら望んだぶんだけ 私達もっとこうして浸透していこう 溺れずにいこう  [04:09.97 終わり