花の咲かない街 小鳥の囀らぬ木陰 作り物の蝶は 錆つく羽を沈黙させる 踏みしめる灰の地 確かにこの場所は 君を覚えていたんだ 強い雨に溶ける 貪欲な知能の結晶よ 静かに幕を降ろし 何事も無かったかの様に 消し去って 少し笑う君が手にした 破壊の引き金 砂の様にもろく 君まで共に崩れ落ち 踏みしめる灰の地 確かにこの場所に 今も眠っているから すべてが止まる前に 黒い雨に洗われ 真っ白な君が戻るなら 消えた歯車も 記憶から無かったかの様に 消し去って 強い雨に溶ける 貪欲な知能の結晶よ 静かに幕を降ろし 何事も無かったかの様に消え 黒い雨に洗われ 真っ白な君が戻るなら 消えた歯車も 記憶から無かったかの様に 消し去って 花の咲かない街