蝶が舞い 花が咲き 香り立つ 雅姿 通り過ぎる殿方も 息をのむ そんな乙女 朱い花傘と 熱い視線を 優雅に携えひらひらと舞い歩く 艶やかな唇は 鈴のような声を奏で 珠の如きその眼は 見るものを魅了する 嗚呼 見目麗しき大江戸フラワー その手弱女振りに小町も歯軋りする このアタシほどの女だと その気にさせるのはお手のもの 絢爛な色気を 教えてあげるわ お兄さんコチラ 手の鳴る方へ 後ろの正面だあれ? 私の流し目アゲル 今日も都の皆様に 花を咲かせてあげましょう 色は匂えど散りぬルカ 愛しや このアタシほどの女でも 時に寂しい夜もある 慰めてくれる丈夫は 居るかしら? お兄さんコチラ 気になる方へ 後ろの正面だあれ? 私が見つめてアゲル