飛び立つ羽広げた 黒玉(ぬばたま)なる闇夜を 煌かせ 鋭利なその瞳は 可憐に泣いて 清き願いを (聖なる静けさを) 祈る月夜の女神は 降り立つ禍(まが)し翳(かげ)りに 今狙いを定めて 気高き純潔『アルテミス』 遠矢(とおや)射る月の乙女は 戦慄の瞳を焼き付けて 冥夜に聖矢を解き放つ いつも 一人泣いてた 悲しみと残忍と裏腹に… 敵を打ち砕く度に 何か無くして 孤独な星夜(そら)で (泣き濡れた瞳で) 流れる星たち見つめる その目に何を思うの? 何を想えばいいの? 遠く遠く彼方光る 幾億の星を跨いで 打ち抜いた穢(けが)れを浴びながら 猶予(いざよ)う乙矢(おとや)に手をかけて 気高き純潔『アルテミス』 遠矢(とおや)射る月の乙女は 戦慄の瞳を焼き付けて 冥夜に聖矢を放つ 遠く遠く彼方光る 幾億の星を跨いで 打ち抜いた穢(けが)れを浴びながら 猶予(いざよ)う乙矢(おとや)に手をかけて