真夜中待ち合わせて 走り出した車の中 戸惑い隠すために 眠ったふりゲレンデまで きき過ぎている暖房 オレンジ色の部屋の明かり 乾ききった口唇 行き場をなくしている どちらから ともなく誘って来たこの場所 今どうすれば いいのか知ってるはず そうでしょう? 窓ガラス映し出した二人の顔 白く曇り 見つめ合う瞳からは同じ想い 声にならない 初めて来た時はそう いつかの冬休みだった たくさんの魔法 みんなかけられていたけれど 『私なら大丈夫』と 恋に落ちない女だと思っていた 君と出会ったのに あれから2年が過ぎ 私達はまたここにいる 少しずつ動き出した 二人の距離に魔法がかかる 眠った君の顔を眺めてると 時計が止まった 眠った君の横で願っている 時間よ止まって