作曲 : 片倉三起也 作词 : 宝野アリカ 乳白(にゅうはく)のカンヴァスで 架空(かくう)の花が浴びる 陽光は偽(にせ)物かい? 遮断(しゃだん)する瞼から 向こうが現実なら 闇の中の君は何 みんな思う ホントの自分は どこにいるのかって 曇ったその目を 抉(こ)じ開けてやろう 天賦(てんぷ)の腕に祝(しゅく)された 逸品(いっぴん)の赝作(がんさく)で 美よりも勝(まさ)る真正(しんせい)などない 手を尽くされた幻惑(げんわく)と 凡庸(ぼんよう)な慰(なぐさ)みと 罪深きはどっち さあ見極(みきわ)めよ 君が本当の君ならば 時を経(え)た 汚(よご)れ 傷 熟練(じゅくれん)と狡猾(こうかつ)で 人生さえ模造(もぞう)する だれも願う この世の真実を悟りたい なんて 腐った耳へと 撃ち込んでやろう 麗しの声に包んだ 呪詛(じゅそ)の言葉たちを 偽善(ぎぜん)に勝る悪こそが善と 地獄の沙汰(さた)は金次第(かねしだい) 審判は下されず 神にも裁(さば)けない さあ騙(だま)されよいま纯然(じゅんぜん)な恍悦(こうえつ)に 不随(ぶずい)の魂(こころ)を 震わせてやろう 権威(けんい)をも翻(ひるがえ)させる 完璧(かんぺき)な赝作(がんさく)で 美に背(そむ)かれた真理などいらぬ 曝(あば)かれてゆく现象(げんしょう)と 崩れる本質と 待ち受けるのはどっち さあ凌駕(りょうが)せよ 君が本物(ほんとう)の君となり