[00:16.050] [00:18.050]捧ぐ贄は ただひとつの戀 [00:33.090]わが心 血に染む 紫の [00:47.830] [00:48.450]さあ玻璃(ガラス)に閉じ込めなさい [01:00.390]きずを飾り [01:03.260]曇っていく世界で [01:07.930]もがいてあげる [01:11.750] [01:12.160]ひと春を生き抜いて [01:14.930]ひと夏を絶え絶えに [01:17.890]厭かずまた目覚め落ち [01:20.900]水玉(すいぎょく)の嗚咽から [01:23.880]訪なう指はすべて [01:26.970]あなたとして受け入れ [01:29.880]浮き上がる喉元に [01:32.870]贖罪の痣の亀裂剥ぐ [01:38.930] [02:00.080]塞ぐ繭は 踊る影抱いて [02:15.010]上弦の月下 爪は染む 紅ゐに [02:29.730] [02:30.500]見えない針 背中を貫き [02:42.450]動けませぬ [02:45.270]ただあなたを此処から [02:49.740]見上げる為と [02:53.680] [02:54.080]幾雫を迎えて [02:56.840]幾片を飲み乾して [02:59.860]何度でも操り返す [03:02.930]白濁の嘔吐から [03:05.890]あまく曳く糸を繰り [03:08.870]天舞う如地を這い [03:11.840]擦り歩く肘膝に [03:14.850]桎梏の縄の痕摩れる [03:20.060] [03:45.220]ひと春存を生き抜いて [03:47.950]ひと冬に凍り死す [03:50.920]そしてまた生まれ落ち [03:53.930]白濁の嘔吐から [03:56.950]あまく曳く糸を繰り [03:59.990]天舞う如地を這い [04:02.900]擦り歩く肘膝に [04:05.880]桎梏の縄の痕涸れる [04:11.140]絹の絲で縊りたくば [04:17.200]願わくば汚れぬ殼のなか [04:23.250]煮えよ燃えよ [04:26.270]ただひとかけ [04:29.170]残りしがわが魂 [04:37.590] [04:56.400]