しんしん雪の 大原を 二の字刻んで 逢いにゆく 忍ぶ恋路が 辛いから 逢えばあなにた 无理ばかり 橙色に はんなりと 宿の灯火が うちを呼ぶ どないしょう どないしょう 野村岐れの 思案道 ちくちく胸に 突き刺さる 世间みたいな 针つらら なんぼ死ぬほど 燃えたって どうにもならへん この先は 别れなあかん 贵男やのに 胸でほっこり 抱かれたい すきやもん すきやもん 泣いて花尻 迷い桥 隐れて雪を 燃やす花 胧清水の薮椿 どないしょう どないしょう 渡りとうない 戻り桥 どないしょう どないしょう 野村岐れの 思案道