[00:20.36]ひかりの消えた町で僕らは [00:25.34]大人が消してく明かりを探す [00:30.40]またひとつまたひとつ消えてく [00:35.43]消されないように僕らは走る [00:39.80] [00:40.56]あの夏と同じ風が吹いてる [00:45.53]目を細めるほど全てが青くって [00:50.53]炭酸のような一瞬抱え [00:55.64]確かに僕らはここに立っていた [01:00.08]月明かりのロータリー [01:03.06]夜行性の鼓動 [01:05.70]バイクの暴れる遠い音 [01:10.38]あの日のように 笑っておくれ [01:15.35] [01:15.90]きっと空にそれてく流星の [01:21.28]淡い透明は君のもの [01:25.80]僕たちはどこを目指してる [01:31.00]大人になったって 見えやしねえ [01:36.08]ずっと褪せない僕らの青春が [01:41.45]行こうぜ行こうぜって軋みだして [01:46.05]雨上がり 月が響きわたった [01:51.71]螢田駅の空 [01:57.31] [02:09.61]潰れて回せないネジのような [02:14.67]煮え切らない想いがこのごろ増えた [02:19.72]これが大人になるってことかい [02:24.71]そして僕は電車を降りたんだ [02:29.08]蝉時雨の交差点 山にかかる雲 [02:34.73]錆びた一斗缶を囲む草 [02:39.31]あの日のように 畦道越えて [02:44.35]ずっと褪せない僕らの青春を [02:49.65]歪んで固まった心を [02:54.19]越えてゆけ 夏草かき分けて [02:59.79]咽せるような風を踏んで [03:05.64] [03:24.92]ただうまくいかないだけだといいな [03:30.10]なんで大人になっちまったんだろう [03:34.82]息をして吐いてくだけで [03:39.82]また失って それが未来なんて [03:45.99] [03:47.64]きっと空にそれてく流星の [03:52.91]蒼い透明は僕のもの [03:57.33]意味なんて 必要ないだろう [04:02.49]またこの場所で 会えたらな [04:07.66]いつか空にそれてく流星を [04:12.93]ここで見せたい人がいる [04:17.59]雨上がり 稲穂がざわめいた [04:23.20]水銀灯が彼方から [04:28.32]ゆれる ホタルのように [04:34.30] [04:47.94] [05:04.70]おわり