まるで世界中がそっと 耳を澄ませているみたいな夜に コインランドリーに响くのは 仆が好きだったあのブルース がたがたと轧む洗濯机のノイズ ぐるぐると回るシャツのリズムに乘せて 染みついて落ちない昔のメロディー 一人きり口ずさむア・カペラ コインランドリーに响くのは 听かれたくもないブルース 心を系いでいたかった ほつれた糸が切れても 歌だけはいつも残ってたのさ 染みついてしまったものは 洗い流せなくなった 忘れました と嘘をついても コインランドリーに响くのは 下手くそなままのブルース 窗の向こう侧 苍白い月も 天井の隅の防犯カメラも 译知り颜して见てやがる 人の气も知らないくせに 心を系いでいられたら ほつれた糸を直して その译をちょっとは知っていたかな いびつな皱さえ爱しいと 优しげな台词を言って 忘れないで と嘘をついたの? コインランドリーで知ったのは 悲しくもなれないフレーズ 心を系いでいられなくて 分かち合えないと思い知って 色褪せてゆくのだろう くたくたになって 嫌になって 仕舞っておくだけならばいっそ 今日舍ててしまおう 胸の奥にあるメロディーと 知ってしまった优しさは 思い出さないようにしなくちゃ 心を系いでられたこと 次の朝が来るまでには 忘れていなくちゃ ああ コインランドリーに响くのは 君の好きだったあのブルース