物憂げな冬の匂い ため息を白く染めて 一人ぼっちの影を見てる 慣れない足取りで 雪の上ではしゃいでた あの日の笑顔が蘇る ねぇ…もう果たせないあの約束も 胸の隅っこで残ってるんだよ 繋いだ手を 笑い声を 忘れないよ ずっと 伝えたかった想いは もう届かない 涙に濡らされても この記憶だけは 雪のように消えないで ありふれったみちじょうに とけこんだしあわせわ まちしってだれもきずかずに すごしてく よく似た後ろ姿に目がとまる 君じゃないのは わかってるのに 声のないさよならが 悪夢のように そっと 積み上げてきた全てを奪っていった 季節が過ぎ去っても 解けない魔法で 夢の中へ会いに来て 繋いだ手を 笑い声を 忘れないよ ずっと 伝えたかった想いは もう届かない 涙に濡らされても 二人の時間は とはに輝いたままで いつまでも降り止まない この雪と同じように 哀しみが積もっていく 真っ白な世界で一人 彷徨いながら あの日の君を捜している