月灯りの影こわさぬように 岬のはずれにボートを停めた 一人だけ ウエットスーツのあなた 少し無口になって 海の中消える 愛を感じてる 二人を結ぶものは 目には映らない他の力ね 小さな気泡が せつない言葉みたく 力なく届くのを ただじっと見守るのよ 遠くの燈台廻る光が 二人の夜には木洩れ日みたい 夢の糸 たどる貴方がふいに 波間に顔を出して ごめんねと言った 愛を信じてね 貴方が静かな海 帰れない時は濡れた身体を 私の両手で抱きしめてあげたいの 波間のララバイを 聞きながら眠りなさい