「おかえり」と笑って君は  やりかけのケンカも忘れて 拍子抜けしたけど  もう笑っていいんだ って息を吐いた 新しいスリッパ ゆうべ  足音はヒステリーをあげてた いつもの会話 寝グセのままで デリバリーピザ ah 油断だらけの背中にヒタイを  ぴたっとつけ念じた“ごめんね” 明るい恋の歌 聴いたまま ちゃんと笑顔でいる 私で 今日も 明日も こんな風に 君といれたらいいな って願うよ 涙のいきおいで投げつけた 言葉のナイフはもう 忘れて 一度だけは どんなことも 許してあげなきゃな なんてね 私なりに意地があって 必死に抱えてた荷物 先回りの君が  もうしょうがないな ってドアを開けた 大きなサボテンは少し  乾きかけで私が助けた 面倒くさがりも デリカシー無いのも  まるごと包もう なんてスローガンも なくなったけれど  ムリが無いの がいいね ありがと 悲しい恋の歌 聴かせると 無意識にやさしくなるような そんなとこが いじらしくて ほとんどがチャラになる って変かな きまぐれに傷つく 私だって アテに出来ないとこばかりで そんな こんな 化学変化 運命の恋かな なんてね ゆっくりと 明るい恋の歌 流れてる こんな昼下がりが 大事ね 回ってく 回ってく 日々の中で はみ出したエトセトラ の方がいい 今日もまた四角い 日曜日 やさしいキスをして たまには 叱って 笑って 泣いて 笑って 世界の終りまで なんてね 【 おわり 】