何時(いつも)もと 同じく月に翳せば 色放つ不幸の箱 何時もと 同じ儚さを抱えて 闇の混じる息を吐く 飾らない言葉で 問うのなれば 人は何故に生まれ堕ち 死へ向かう 絶え間なく流れてゆく 時間の螺旋の中 うつむく僕の背中に 君から 物憂(ものう)げな でも確かな ヌクモリの雫は 心に滲みゆく夢 世界の終わりに何を求める… 誰も皆考えては まるで他人事のように笑顔で 嬉しそうに語ってる 絶望に侵され 凍えたのは 昔『愛』と呼ばれてた 炎だね 悲しみを糾(あざな)われた 運命の鞭(ムチ)さえ つないだ僕達の手は 引き裂けず 危うく燦めきあう イトシサのの破片は 未来を開きゆく 鍵 陽は昇り沈んで そんな永遠に僕は涙する 絶え間なく流れてゆく 時間(とき)の螺旋の中 うつむく僕の背中に 君から 物憂(ものう)げな でも確かな ヌクモリの雫は 心に滲みゆく 夢 この掌に今も君の 護るべき笑顔と 密やかに積る不安が あるけれど 危うく燦めきあう イトシサのの破片は 未来を開きゆく 鍵 おわり