[00:00.00]Vessel
[00:05.45]
[00:09.75]Lyrics·Composition：VALSHE
[00:14.82]Arrangement：G’n-
[00:20.44]Vol：VALSHE
[00:25.63]
[00:29.35]君にとってはくだらない「仮説」を語り草臥（くたび）れる影
[00:36.39]囃す瞳には映らない　すり抜けた網状の鞘で
[00:43.46]
[00:43.59]「見えぬなら踏みつけても　誰の心も痛まない！」
[00:50.69]抗いもしない人を　巻して笑ったのは誰？
[00:59.32]
[00:59.68]宵に惑うほどの童子（わらべ）にもなれず、非情にも生きれない。
[01:06.15]今に手折れる城郭も彼の正義なら　絶えずと、貫くだろう。
[01:14.02]月を飾り知れた人の敗色に　懐かしむ面影を
[01:20.70]全て奪い尽くした頃　失くした縁（えにし）を探せど、今さらで。
[01:28.83]
[01:36.18]いつの夜からくだらない「仮説」を語る事も無くなり
[01:43.11]呼吸さえも忘れて　思い上がる者に刃を向け
[01:50.13]
[01:50.26]我先と沈みかけた　脆き小舟を降りたがり
[01:57.39]誇らかに行く往来で　追想に憂うのは何故？
[02:06.07]
[02:06.42]誰そ彼に置き忘れていた種々の音が、空蝉に芽吹くように
[02:12.87]過去に慰みを探して写し絵を抱けば　誰もが、愚かになる
[02:20.72]手を繋ぐ迄で途切れていた記憶は　疵付かない狡さで
[02:27.37]何ひとつ戻らないなら　幾重の波折りよ残らずも、攫って。
[02:35.55]
[02:49.48]誰しもが本心（ことば）も無く　面を片手に探り合い
[02:56.94]訝るも待ち遠しと　愛しくあろうとした。
[03:03.87]……それだけ？
[03:05.85]
[03:06.00]はらり　はらり落ちて行こうわくら葉に、願い事戯れて。
[03:12.45]今は辿れない大空に放つ鳥となれ　憧れ、朽ちてゆくなら。
[03:20.74]末尾まで切り取った場面には　「僕」に似た面影と
[03:27.01]喜劇を許し寄り添った影法師ふたつ　見果てぬ、人の夢（たね）。
[03:34.82]
[03:35.13]世の器に　咲かせて
[03:42.77]