やはり あの人は 私を送りに来なかった にぎわう夕暮れ 人ごみの中 私はただバスを待つ 悲しみだけを 道案内に 想い出色の洋服を着 辛くないと言えば嘘だわ あのひとのことが 気がかりだけど 私は今バスに乗る たぶん あのひとは 私を恨んでいるでしょう 冷たい女と思われながら 私はただバスを待つ ひとりで朝は 起きられますか ハンカチの場所 わかるでしょうか あとの女と うまくやってね うしろ髪ひかれ涙にぬれて 私は今バスに乗る