夢から覚めた朝 遠ざかるような空 枯れ木の隙間から 渦巻くような陽が 眩しくてまた僕は手をかざす、 揺れるブランコ、カラ、カラ、 途切れることもなく そっと揺れた声響く(きっと届いていると) もっと遠くもっと遠く 風が吹く、止まることもなく 夢から覚めた朝 遠ざかるような空 枯れ木の隙間から 渦巻くような光、カラ、カラ、カラ 枯葉の音が僕ら急かすような気がして 眩しくてまた僕は手をかざす、 夕暮れの空、カラ、カラ 風の音が聞こえる それから声がして(風が運んでいた) もっと遠くもっと遠く 流されて、君に届くまで