気温は真冬並みと 予報は伝えていた セーターをかぶる君と コートを身にまとう僕 繕うように抱き合っても 着膨れしたその体が遠いよ ひとつのブランケットに包まっていた あの頃の2人には戻れないな いつからこの風景は こんなに色褪せたろう 舗道を歩きだすと 沈黙の風がふいた 互いにしか見抜けない 心うつすしぐさたちが刺さるよ ひとつのブランケットに包まっていた あの頃の2人には戻れないな ひび割れたクチビル重ねても あの頃には二度と帰れない