枳 天野月子 その花は食べられぬ果実を隠すかのように 细长く逆剥ける棘を辺り延わせた 加速続ける枠组みされた都市で 自らに酔いしれる铠など要るのか 解き放て 眠りに就いたすべての勇者よ 地を这い 掻き崩した あなたに报いを あたたかな光り遮る棘を落として 裸で摘み采られる その美しさを 吠え立てて抗えど道は挟む一方で 张り上げた声すらも耻じて远くかき消える 过ぎ去っていく群集の傍らで 立ち止まり俯いて足下を眺めた 解き放て 云に隠れるすべての雄姿よ 地を这い 停まるより 新たな记忆を 谁が为に花は芽生えて 舞い散るものかを 素足で踏み捕える その逞しさを 加速は止まぬ あなたの意に背いて 自らに酔いしれる时间などあるのか 解き放て 眠りに就いたすべての勇者よ 地を这い 掻き崩した あなたに报いを あたたかな阳の射す丘を 穏やかな夜を 裸で摘み采られる その美しさで