大海原に投げ出された 社会という名前の海に 外見だけは美しい世界 泳ぎ方が分からない 見渡す限り一寸先は暗闇 通りすがりの群の中に 混ざっていくべきなのか よく分からないまま 足並みは揃えてた 数え切れない傷跡がこすれる群の中 競い合って愛し合って波に逆らってく 戦いはやたら怖いしおまけに痛い だけどただ泣いてたって容赦ない世界 涙を拭いて 光を求めてゆく 残業してたら終電に遅れちゃった タクシー乗るにも金がない… 今日は歩いて帰ろうか そういや今日は会話をしてないなぁ 上司に怒鳴られただけだったなぁ 片想いのあの娘は俺じゃない男と やたら仲むつましくアフター5 数え切れない想いがこすれまくる世の中 せめぎ合って擦れ違って波に飲まれてく 恋愛はいつも空回りトキメいては散る 何度だって好きになって沈んでは浮ぶ 息継ぎをして ただ泳いでゆく 穏やかな日々の中行きたいと思うけど それがまだ僕に来ないことは分かってる 戦いん中に身を投げたのは僕だから 噛みついて噛みつかれて波に揉まれてく 涙を拭いて 光を求めてゆく 終わり