汽車は走る霧の町を 浮世の山のトンネル抜けて ほろほろ鳥が 汽笛を鳴らす 悲しさの意味教えてくれる町ヘ 汽車は走る黄泉の国ヘ 三途の川の懸け橋越えて 河原の鬼が切符をもぎる 愛を失くした人の眠れる国ヘ 幽霊列車がもうすぐ 誰そ彼の駅に着くから 懷かしの人を尋ねに行こうよ 幽霊列車がもうじき 彼は誰の駅を発つから 忘れじの人を捜しに行こうよ 汽車は走る夢の中を いっぱい貨車に思い出詰めて 宵待ち草が発車を告げる 過去と未来の葛折りなす場所ヘ 幽霊列車がもうすぐ 誰そ彼の駅に着くから 懷かしの人を尋ねに行こうよ 幽霊列車がもうじき 彼は誰の駅在発つから 忘れじの人を捜しに行こうよ