[00:17.75] [00:18.75]絡まった蜘蛛の巣があたしを指差して [00:23.32]浮ついた胸の奥に皮肉を投げる [00:28.13]快楽に溺れし人の涙は [00:32.73]儚き夢の証 [00:36.52] [00:37.51]彼方に生きる民にあたしは無力 [00:42.14]憂うべき運命(さだめ)に何を祈る [00:46.81]現実に流れし人の涙は [00:51.49]眩しき夢の魂 [00:55.22] [00:56.24]垣間見た心の中咲く [01:00.91]一輪の花の色は見えぬ [01:05.68]妖艶と麗しき罪の名は [01:10.46]忌々しき愛と共に在りし [01:13.76] [01:14.26]夜を越えあたしの夢今開く [01:18.74]胸の中に宿りし恋の詩 [01:23.48]「一夜の戯れよ」と淡として [01:28.31]餞(はなむけ)の辞(ことば)を捧げましょう [01:34.14] [01:42.63] [01:43.63]切なき胸の内は一向(ひたすら)隠して [01:47.99]今宵の静寂に吐息は溶ける [01:52.74]甘美な唇に伝う指先 [01:57.35]密かに濡れてゆく [02:01.09] [02:02.15]さんざめく光の中待つ [02:06.71]罪深き人の影は見えぬ [02:11.51]永遠と唄われし罪の名は [02:16.21]儚き愛のもとに宿し [02:19.58] [02:20.08]日々を越えあたしの夢今散らし [02:24.84]胸の中の扉は閉ざしましょう [02:29.62]一夜の戯れにも煌煌と [02:34.23]燃え盛りし愛を冷ましましょう [02:39.93] [03:16.75] [03:17.75]無造作に絡んだ指を解き今 [03:22.00]この胸の熱(ほとぼ)りは癒えよう [03:26.79]恍惚と喘ぐ声は空に消え [03:31.53]日溜まりの花と変わるのです [03:35.21]また芽吹くのです [03:37.56]そう生きるのです [03:40.54] [03:41.22]やがて時は満ち人は変わるもの [03:45.91]強く儚き愛と生きるもの [03:50.68]つれなき恋路をただ阻むのは [03:55.96]「あたし」という名の影無双 [03:59.46] [04:00.09]夜を越えあたしの夢今開く [04:04.88]胸の中に宿りし恋の詩 [04:09.50]「一夜の戯れよ」と淡として [04:14.32]餞(はなむけ)の辞(ことば)を捧げましょう [04:19.95] [04:31.34]