作曲 : ピクセルビー 作词 : 少女病 「少女は悠久に沈んで」 Lyrics:少女病 Compose&Arrange:ピクセルビー Vocal:Mitsuki Voices:丹下桜、子安武人 どこか浮遊する感覚 落ち着かなくて 居心地は悪くないのに なぜか疲労感じた 得体のしれない仮面を被った 異様な視線 It circulates infinitely 未完の透明色彩 これは通過儀礼だと 仮面の彼女達は、謳った どうしてここにいて どうしたら出られるのかを識りたかった 彼女達がここに辿りつき住まう理由 物語の鍵──── 「ようこそ、儚げなお嬢さん。道に迷っておいでですか? ここは告解の館。私は執事を務めております。 名前ですか?ふふっ、嫌ですね。私の名前は あなたの頭の中に強くあるはず。 そんなに怯えずついてきてください。 さあ、世界の果てまで……いえ、違いました。 館の中をご案内して差し上げましょう!」 執事だと自称するのは ここで唯一 素顔晒して悠然と 一礼する青年 不自然なほどに馴れ馴れしいのが 不気味だった It circulates infinitely 不快な感情の揺れ なぜか強い嫌悪感覚える 彼女達の存在 執事に連れられて 仮面の住人達にも聞いて回る あなたたちは誰? ここを出る術はないの? ねえ、私はなぜ────? 彼女達はやがて、緩やかに語り始めた。物語を…… 幾多の悲劇譚 そして春のような安寧──── It circulates infinitely 交互に傾き揺れる 仮面越しの ah... 瞳は 静かに瞬く同じ色彩で なんでここにいて どうしたら出られるかを識りたかった けれど語られ続ける物語になぜか ah... 引き込まれて…… 「あなたは、いつだってここから出られるはずなのですよ。 鍵は持っているのに、その瞳にはうつらないのですね」 『楽しげに語る執事。けれど少女に思い当たる節はなくて……。 仮面をつけた館の住人達は、この場所に辿りつくまでの物語を語り続けた。 そこは告解の館。誰に償うのか?誰が償うのか? 壊れた砂時計から零れた砂。その一粒を拾い上げて……』 「さあ、参りましょう。悠久の砂の底へ────」 終わり