[00:12.65]陰陽師 [00:20.43] [00:40.47] [00:41.88]「東海の神、名は阿明 [00:46.33]西海の神、名は祝良 [00:51.04]南海の神、名は巨乗 [00:55.22]北海の神、名は禺強 [01:00.66]四海の大神、全知全霊の力を持ち [01:06.43]百鬼を避け、凶災を蕩う [01:11.62]我、常に月将を以て占時に加へ、 [01:15.56]日辰陰陽を見る者なり」 [01:23.24] [01:37.22]荒ぶる森羅の魔物達よ [01:44.86]羅ごの夜に目覚めん [01:50.28]掲げる桔梗の星の上に [01:57.96]開かる光と陰の門 [02:05.98] [02:06.56]闇より出でたる魔性を祓い去る [02:13.82]光放つ十二神将 [02:19.56]我が足に集い呪詛を込めて飛べ [02:27.17]此の世の和を結ばんが為 [02:32.09] [02:32.35]光は闇を裂き 風は雲を散らす [02:38.66]万象の力よこの両手の力と変れ [02:53.13] [02:55.54]渦巻く暗雲天を殺し [03:03.26]現る凶事のうなりか [03:07.99]地獄に這いずる蟲の如く [03:15.82]のたうつ哀れなる怨霊 [03:23.81] [03:24.25]舞い踊る邪気に朱の霊符を放ち [03:31.83]冥土送りの唄を唄う [03:37.23]戦慄く魔魅達を喰らう式神ども [03:44.89]骨を食み血肉を啜れよ [03:49.82] [03:50.20]光は闇を裂き 風は雲を散らす [03:56.17]万象の力よこの両手の力と変れ [04:27.19] [04:45.70]「今は昔、京の都に [04:48.88]人ならぬ力を操る者有り。 [04:52.30]古井戸より冥界へと行き来し、 [04:54.65]死者と語り物怪とたわむる。 [04:57.86]数多の式神を使役し、 [05:00.95]満月の夜には魔物に跨がり [05:02.92]天を駆けたという。 [05:06.01]其の者を人は、陰陽師と呼ぶ。」 [05:10.95] [05:36.75]闇夜に綾なす魑魅魍魎の群れ [05:43.81]冥府の藻屑と引き裂かん [05:49.38]轟く雷鳴その叫びの果てに [05:57.15]紅蓮の火を上げる地獄へ [06:01.88] [06:02.13]還れ魔の民よ二度と目覚めぬ様 [06:10.08]結んだ印に情けを込め [06:15.67]鎮まる魂 黄泉の底で眠れ [06:23.09]哀れなる性を忘れ去り [06:28.32] [06:28.53]光は闇を裂き 風は雲を散らす [06:35.40]万象の力よこの両手の力と変れ [06:47.02] [06:47.90] [06:50.58]