地球(じめん)が回り続ける振動 感じなくても知っているはずなのに ここにいるとそんなことまで疑うようになる 全体(からだ)の一部だとうこと忘れてしまった 凍った石の中で もう存在しない天体から放たれた光 時を超え 今ここに 届いてきた 街の灯りがぼやかしてしまう 心に映らなかった光 何も感じなくなり 誰も見えなくなるまで待たないで 誰もいなかった時から あなたを守ってくれていたもの 最初からここにあったもの けして当たり前じゃない 心は動き出す 柔らかく掴めるくらいに 石は溶かされ 無数の色が反射する 溶かしてしまおう 繰り返す小さな奇蹟 それは自然と呼ばれる 変わらずに届けられる毎日の営み 見慣れた景色さえ エネルギーの爆発 その一瞬のまぶしさが わたしをあなたへと近づける 今ここにいられること 奇蹟に違いない なにもかもが微笑みかける午後 冷たい石 立ちすくむ間をすり抜けて 空と闇の境目で心ゆくまで泳ぎ出す いつかその事に気付いた人であふれる。それは形を超えた時の景色。見えるでしょうか。