季節はずれの風がほほをなでました 水面にうつる月どこか淋しそう 冷めないぬくもりを夜風が冷たく包み込む ささやく森の梢に震えるこの体 照らして照らして照らして遠くても 辿り着けるように 照らして照らして照らして儚く 永い旅路の先 君に君に出合うため 風と共に去らぬよう 真夜中空の下でほほを重ね会う 浮かんだ朧月 泣き出した 止まない雨はないと傘を優しくさしました 怯えた丸い背中が 答えたその言葉 照らして照らして照らして遠くても 辿り着けるように 照らして照らして照らして儚く 永い旅路の先 君に君に出合うため 風と共に去らぬよう 赤い赤い月うさぎ 终わり