[00:00.11] [00:03.06] [00:06.32] [00:07.65]溜息に融け込んだ [00:10.74]アナクロめいた十(とお)の指と [00:14.08]贅沢に混ぜ込んだ [00:16.87]自由に泣いた少女は言った [00:19.88] [00:20.23]「虫の音よ絶えゆくなよ」 [00:23.15]一鳴き応え窓の縁 [00:26.35]月の端(は)も暈(ぼ)かす [00:28.46]憂世(うきよ)に 踊る人影 [00:31.70] [00:32.30]薫(かお)り 誘い [00:33.60]また拐(かどわ)かす [00:35.21]悲し 愉(たの)し [00:36.69]奏(かなで)の織糸(いと)は [00:38.32]彩葉(いろは) 撫(な)ぜる [00:39.84]夢弦(むげん)の調(しらべ) [00:41.38]朽ちた恋(はな)まで [00:43.25]芽吹くようで [00:44.90] [00:46.39]..music.. [00:55.12] [00:57.22]裸足で忍び込んだ [01:00.37]白黒絨毯(じゅうたん) 毎夜の青眼 [01:03.49]奇(あや)しげに洒落(しゃれ)込んだ [01:06.53]光の中 男は言った [01:09.24] [01:09.66]「僕の音を君に託そう」 [01:12.60]千秋(ちあき)の風に泣き濡れた [01:15.84]刻む指 震わす弓は [01:18.84]殊更(ことさら)に烈(はげ)しく [01:21.23] [01:21.66]ひらり わらう 世の不条理と [01:24.73]冬の跫(あしおと)に抱かれて [01:27.82]出逢い 別れ 然(さ)れども止まぬ [01:30.91]経緯(たてよこ)の愛(いと)は [01:33.04]永久(とわ)の夢 [01:37.46] [01:39.37]..music.. [02:21.17] [02:23.96]「君の音よ 明日はきっと」 [02:26.99]祈り呟く窓の外 [02:30.23]指先に一片(ひとひら)の葉 ――― [02:35.14] [02:35.83]ただ散りゆく花弁に涙も忘れてた [02:45.03] [02:45.35]月に 雪に 鳴く螽斯(きりぎりす) [02:48.32]どうか 君に 聞こえるならば [02:51.42]春に 恋(はな)に 奏でておくれ [02:54.50]垂らす この愛(いと)に 絡ませて [02:57.23] [02:57.69]出逢い 別れ 背中合わせた [03:00.72]悲し 愛(かな)し [03:02.29]奏(かなで)の織糸(いと)は [03:03.86]枯れた 恋(はな)に 羽衣着せて [03:06.94]麗しき実を結ぶでしょう [03:09.61] [03:10.02]君の温もりに眠らせて [03:13.75] [03:35.21]終わり [03:40.68]undefined