[ti:] [ar:] [al:] [00:02.80]「『幻想』に満足する臆病な子豚たちよ 君たちは『真実』に興味はないかね?」 [00:09.46] [00:22.13]――退し行く人類は知った [00:23.69]「『肉体』動かす『燃料』が在れば 『生』謳えると信じた [00:30.42]しかしながら『火種』無くして 『精神』の火は灯せない [00:37.51] [00:38.11]灯あかりを失った『精神』は 死神に恋をする [00:45.46]絶望遠ざけるために 穏やかな『幻想』が必要だった」 [00:51.48] [00:55.28]滅び行く人類は考えた――   [00:57.12] [00:59.10]「大事な『記憶』『願い星』に預け [01:02.34]『幻想』に逃げるシステムを」 [01:05.56] [01:07.85]「街の秘密については、いずれ私の娘達から聞くことになるだろう。 [01:11.81]ここから先は……私の『見解』を聞いてもらおうか」 [01:17.44] [01:20.00]かつて科学という『真理』の探求をする装置があった [01:24.68]かつて歴史という『真理』に近づく試行錯誤があった [01:29.48] [01:30.04]---優しい『幻想』に抱かれた この『劇場』を どうしても好きになれない--- [01:39.99] [01:42.81]『法則』を手懐け 『終焉』を書き換える武器であった それを [01:47.62]『妄想』作るために 拝借するなんて それは [01:52.51] [01:53.09]先人への冒涜ではないかね? [01:56.24] [02:13.16]『事実』は耐え難き辛苦で 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか? [02:19.12]『現実』に背を向け『幻想劇場』に縋る 堕ちた哀れな民よ [02:24.87]己を封して得られる安穏 それは偽りの幸福と知れ!! [02:31.16]立ち向かいなさいお嬢さん 幼子のごとく耳目ふさぐのをやめて [02:37.03] [02:49.14]『事実』は耐え難き辛苦で 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか? [02:54.96]『現実』を恐れて『幻想劇場』に逃げて 誇り捨てた民よ [03:00.52] [03:00.97]健気に真実と闘う 若きの姿のなんと美しきことか!! [03:06.63]立ち向かいなさい少年よ 無気力にすべてを諦観するのは 終わりにしないか!! [03:14.11] [03:21.10]人類のための幸福とは何か!? [03:23.57]すべての救済という理想論なのか!? [03:26.34] [03:26.79]0の終末に100の愚を犠にえし [03:29.41]1の希望に変える事ではないか!? [03:32.37] [03:32.80]「冷酷」などではない それは純粋な好奇心 [03:38.15] [03:38.79]夢幻に閉ざした『脚本』ではなく [03:42.39]無限に広がる『可能性』が見たいだけなのだ [03:46.23] [03:51.12]偉大なる科学は証明する 真実の探求こそ正義だと [03:53.43]解ほつれなき歴史は証明する 力無き正しさに価値はないと [03:56.37] [03:57.77]「君たちが生きているだけで 『未来』は消費される [04:00.89]それを 何も生まない『妄想』に投ずるなんて [04:03.86] [04:04.56]全く 愚かで馬鹿げた行為ではないかね?」 [04:07.85] [04:08.91]忌むべき過去も残酷な現在いまも 決して無価値なものではない [04:14.29]『現実』を知らず『楽園』で眠る 無知で無垢なる者たちよ [04:19.92] [04:20.54]この瞬間の真実に向かったものだけが 『未知』に隠れた『希望』と出会う [04:26.20]立ち向かいなさい 誇り高き人類ヒトよ! 過酷なる『物語』受け止めて!! [04:32.27]『事実』はどうしようもないほどの破滅に向かう 無慈悲な未来なのだろうか? [04:38.38]『現実』に怯えて『棺桶』に篭り 最期待つだけの民よ [04:43.99] [04:44.46]鼓動も情動も共にあり 未だ『生命』を営む君たちが [04:50.20]歩み止めるには早すぎる 私が未来生み出すチャンス与えよう [04:56.14] [05:10.74]おやおや、また一人壊れてしまった [05:13.99]『真実』を受け止めるには器が小さすぎたようだね [05:18.26]まあいい、『未知領域』の開拓には犠牲は付き物さ [05:22.86]おっと、そろそろ行かなければ [05:26.10]次の『挑戦者』が、舞台の上で待ちかねている