作曲 : ルルティア 作词 : ルルティア 月のひかりが 打(う)ち寄(よ)せる 部屋(へや)は飴色(あめいろ) 眠る君 僕らはいつも 抱き合って 互(たが)いを深く 沈めあっていた 指を離すよ もうこれ以上(いじょう) 君の全てを 飲み込んでしまう前に 手と手を繋(つな)いだまま 重いオールは漕(こ)げない 目覚(めざ)めたら 少しだけ泣いて 朝靄(あさもや)へ漕ぎ出せばいい ひとりきりで ララララ——ハァ—— 僕なしでも ララララ——ハァ—— 東(ひがし)の空に 一つ星 明け残る街 音も無く コンクリートの波 二艘(そう)の舟は滑(すべ)り出して行く ひきずりながら ためらいながら でも止まらないで まだきっと間に合うから 目と目を見つめたまま 空の向こうは見えない 錆びついた錨(いかり)を捨てて もう一度 漕ぎ出すから ひとりきりで ララララ——ハァ—— 君なしでも ララララ——ハァ—— 微かに残ってた夜と 君の体温(たいおん) 吹(ふ)きぬける風が 連れ去って行く 手と手を繋いだまま 重いオールは漕げない 目覚めたら 少しだけ泣いて 朝靄へ漕ぎ出せばいい ひとりきりで ララララ——ハァ—— 僕なしでも ララララ——ハァ—— ひとりきりで ララララ——ハァ—— ララララ——ハァ——