[00:13.61]時には昔の話をしようか [00:19.67]通いなれたなじみのあの店 [00:25.31]マロニエの並木が窓辺に見えてた [00:32.63]コーヒーを一杯で一日 [00:38.73]見えない明日をむやみに探して [00:45.63]誰もが希望を託した [00:52.66]揺れていた時代の熱い風に吹かれて [00:59.22]体中で時を感じたそうだね [01:19.51]街端で眠ったこともあったね [01:25.60]どこにもいけないみんなで [01:31.38]お金がなくても何とか生きてた [01:38.65]貧しさが明日を運んだ [01:44.83]小さな下宿屋に幾人も押しかけ [01:51.70]朝まで騒いで眠った [01:58.38]嵐のように毎日が燃えていた [02:05.43]息が切れるまで走ったそうだね [02:31.50]一枚の残った写真をごらんよ [02:45.91]ひげづらの男は君だね [02:51.89]どこにいるのか今では分からない [02:58.32]友達も幾人がいるけど [03:04.32]あの日のすべてが空しいものだと [03:11.27]それは誰にも言えない [03:17.97]今でも同じように見果てぬ夢を描いて [03:24.86]走り続けているようね どこかで