[00:21.85]一年分の二人の恋文を [00:26.71]空の中心に浮かべた夏の日 [00:31.50]紡ぎ 繋ぎ 並べては数えた [00:36.45]天の川は千切れてゆく [00:40.85]東は白む もう夜が明けてしまう [00:50.45]こんなに強く強く抱きしめてても [00:55.40]どうか消えないようにと願ってても [01:00.57]朝は二人を東と西に分けた [01:08.03]来年の今日まで [01:21.18]七百二十八枚の短冊 [01:26.03]枯れては土に落ちた秋の日 [01:30.86]服の裾を掴んだ指先に [01:35.88]残ったのは解けた糸の屑 [01:40.60]五色の糸でこの思いを縁取った [01:49.83]どんなに泣いて泣いて見ても温もりは [01:54.68]再び後幾つと指折しても [01:59.83]上弦の月は逝った [02:04.88]一年に一度限だと [02:32.07]こんなに強く強く抱きしめてても [02:36.46]どうか消えないようにと願ってても [02:41.99]朝は二人を東と西に分けた [02:49.21]引き裂いた [02:51.65]どんなに泣いて泣いて見ても温もりは [02:56.47]再び後幾つと指折しても [03:01.78]上弦の月は逝った [03:06.85]一年に一度限だと