噂は本当だったか最近ご機嫌だもんね 「マジで好きなんだよ」とか真顔でやめて聞きたくない ひとり育ててきた思い 私だって一緒だから 何も言えないじゃない 遠くにゆらめく背中を見送った まとわりつかないでよぺらぺらのスカート あの巻いた髪 うざったいうざったい 恋は毒 夜中開いた口からするり 忍び込むまるで煙 捕まえたい時ほど空を切る手のひら 垂直に刺さる日差し 痛い痛い痛い 同じ色のスニーカーとか重なる小さな運命も 意味のない偶然そう思ってたんでしょわかってるよ 熱を冷ますように風が吹き夕立ちか叩いても たなびいた一筋の その向きは変えようがないのに 蝶々も熱射病よ ふらふらり流れて 優しげな顔 じれったい じれったい 夏は夢 もがくほど瞳にしみる浮かぶ笑顔は 蜃気楼 渦巻き線香向かう 避けようのない終わり ほらまたデートの報告 痛い 痛い 痛い 恋は毒 見とれ開いた口からするり 忍び込むそれは煙 胸の鼻ついた火が くすぶってる証拠 冷めてくれない日焼け痕 夏は夢 私じゃない理由を教えて 振り向けばまた蜃気楼 呟き聞こえる距離 なのに掴めない距離 見たことない特別な仕草 痛い 痛い 痛い