満(み)たされない毎日(まいにち)が 僕(ぼく)らの値段(ねだん)を決(き)める おぼろげに揺(ゆ)らめいている 姉妹(ふたり)の背中(せなか)追(お)いかけて 理想(りそう)通(とお)りに生(い)きて 望(のぞ)むとおりに死(し)ねる? 悪夢(あくむ)のような世界(せかい)に落(お)ちた姉妹(ふたり)は 朽(く)ちゆくものだけを見(み)続(つづ)けて 永久(とわ)に憧(あこが)れ永久(とわ)を恐(おそ)れる者(もの)たち 限(かぎ)りあるもののその儚(はかな)さを乞(こ)う 美(うつく)しい絵画(え)の中(なか)にも 描(えが)かれる死(し)は僕(ぼく)の恋(こい) 彼女(かのじょ)のように歩(あゆ)み 彼女(かのじょ)のように眠(ねむ)る 悪夢(あくむ)のような世界(せかい)に落(お)ちた僕(ぼく)らは かけがえの無(な)い者(もの)を奪(うば)い合(あ)い 永久(とわ)に憧(あこが)れ永久(とわ)を拒(こば)んだ報(むく)いに 境界(きょうかい)を解(と)かれ今(いま)混(ま)ざり合(あ)う夢(ゆめ) 姉妹(ふたり)の結(むす)んだ合(あい)を知(し)らず 近(ちか)づいた僕(ぼく)を許(ゆる)して 姉妹(ふたり)互(たが)いを守(まも)るために 残酷(ざんこく)な明日(あす)を記(しる)す 彼女(きみ)の瞳(ひとみ)はもう一人(ひとり)… 悪夢(あくむ)のような世界(せかい)でさえも姉妹(ふたり)は 忘(わす)れ去(さ)られた夢(ゆめ)を救(すく)い上(あ)げ 願(ねが)いが叶(かな)う光(ひかり)が灯(とも)るようにと 傷(きず)だらけでも僕(ぼく)の手(て)を引(ひ)いた人(ひと)