[00:10.07]不完全 足りない欠片の数だけが [00:14.69]日増しに折り重なる [00:16.88]この隙間埋めるは [00:19.39]予定外に起こりうる偶然 [00:23.75]天空を目指して築いた傲慢な塔 [00:28.90]未だ未完成 [00:30.58]入り口は次第に朽ち果て [00:34.05]脆く儚い希望だわ [00:38.07] [00:44.33]嗚呼 先人達は声を揃えて [00:51.20]小さな窓から飛ぶ [00:58.05]何処に潜んだ眼には映らないキャンサー [01:04.88]知らない間に蝕む [01:11.73]廃虚に佇む 黒い影が振り返る [01:18.58]手にした果実の赤さが映える [01:25.49] [01:39.22]碌でなし…小さな怨嗟を辛うじて口にできる位で [01:45.96]力なく見上げた口元 吊り上がる [01:50.77]もう限界よ [01:53.37] [01:59.73]そう 砂を掴み握った掌を [02:06.61]小さく震わせてる [02:13.43](碌でなし!) [02:15.10]反芻する度 広がる不可視のキャンサー [02:22.03]知らない間に蝕む [02:28.87]唆されてる 蛇の声纏わりつき [02:35.73]食い込む爪先 赤い血が滲む [02:42.60] [03:03.20]何処に潜んだ眼には映らないキャンサー [03:10.04]知らない間に蝕む [03:16.89]廃虚に佇む 黒い影が振り返る [03:23.78]手にした果実の赤さが映える [03:30.61]隙間は埋まるわ [03:34.03] [03:37.48]この手で奥まで… [03:40.95]