思い出君は 小さな窓辺に 今も座ったまま こちらを伺って 向かいの庭は 今は駐車場に 季節の残り香りを あなたにたくして 今日の夕日が 染める この部屋を 忘れてしまわぬよう 心に描いて なぜに あなたは 今は 訪れぬ 夢の その続きを 静かに待つのか わたしを待つのか