あの雨を降らせた 大きな雨雲は 遠い空に浮かんでる 何気ない言葉ひとつで 晴れてゆく 涙の粒 手のひらには愛が見える このひだり手が捜してたのは あなたのみぎ手だったのかもしれない 抱き締めて そのぬくもりで あの日私はまだ 背伸びした子供で 「ありがとう」も言えなかった つきさすような雨の日でも 差し出した小さな傘 あなたの肩だけ濡れていた そのひだり手は 私をつつみ 素直な気持ちでささやいている キスをして その優しさで どれほどの愛をくれたのだろう? この手で受け止めたいよ このひだり手が探してたのは あなたのみぎ手だったのかもしれない 抱き締めて そのぬくもりで その手でそっと抱きしめて