群青(ぐんじょう)の空一面  飾(かざ)れた灯(あか)りで 長い髪引き摺(ず)らぬように  ぬがるみを歩こう 無気力(むきりょく)に消耗(しょうもう)する  要求(ようきゅう)を拒絶(きょぜつ)して 白い肩落とさぬように  ぬがるみを急ごう 下弦(かげん)の月 影を描く まだ目覚めぬ頬に この手から 落ちる髪が ほら 揺れるほどに絡み 彩りゆく この眼から 見える月は もう 欠けていたとしても  満ち足りていた 下弦の月 影が包む 嘘が下手(へた)な君を この手から 落ちる髪が ほら 揺れるほどに絡み 彩りゆく この眼から 見える月は もう 欠けていたとしても 満ち足りて この手から 落ちる髪が ほら 揺れるほどに絡み 彩りゆく その手から 消える体温(たいおん) 祈るように重ね  ああ 気づいていた