作詞/作曲:平沢進 陽を産むといわれた木の 根方に伏せては待つ 踊り手の背を突く稲妻に 眩んでは泣く ヒューと風が ヒューと夢に 雲をつく土砂の風 津波に見紛うほどの夢魔 声は来て嗚咽の雨は降り 鬼のように泣く ヒューと風が ヒューと夢に 火を熾こしすくと立つ 見上げては剣を振る 踊り手を夢は飲み 車座の友は無く ヒューと ヒューと ヒュー… 陽を産むといわれた木の 根方に伏せては待つ 踊り手の夢は覚め 友は去り立ちすくみ泣く ヒューと風が ヒューと胸に