遠い場所から来た その音色 思い出して欲しいと響いている 青い氷河が ほら 割れる音 いななき さえずり ささやく声 音は集まって私を呼ぶ 時にいたずらに謎かけしながら むかし 壊れて 姿を隠した きっと 生まれ変わって 詩(うた)になる 白い睡蓮 ほら 咲いた音 ながれる とぎれる 雨のしずく 暗い正夢の靴音にも 決して悲しみと名付けはしない 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また それでも 詩になる 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また 私は 歌うでしょう 終わり