[00:00.66]命(みこと) 吾神 [01:03.23]暁(あかとき)闇に鳴きし響(とよ)めれば [01:07.72]降(くだ)ちぬ雲は四方(よも)の国へ [01:17.57]長き命の惜しけくもなしに [01:21.99]長きこの夜を廻(たもとほ)り [02:05.58]暴風(よこしまかぜ)に天(あま)飛ぶや風雲(かぜくも)は [02:14.80]畏(け)しきこの夜は [02:19.33]古昔(いにしへ)と別れし時よ [02:48.68]雨は降れど鳥は吟(うた)ひ [03:00.18]風は吹けど花は咲く [03:12.36]清き [03:17.99]霞流るる天(あめ)へ行かば [03:30.13]畏(かしこ)きを眺(み)ゆ [04:38.39]雷神(なるかみ)光動(とよ)みて天伝(あまつた)ひ来る [04:47.59]百鳥(ももとり)は生ける世に [04:56.39]悲別(わかれ)の散り飛ぶを見つつ [05:11.25]荒墟(あれたる)悲傷(かな)しみ [05:15.84]逆風(あらきかぜ)吹く [05:20.58]この世の中を憂(う)しと思ひて [05:29.40]天降(あも)り座(いま)し [05:33.58]神に仰(あふ)ぎ [05:43.57]祈(こ)ひ祷(の)む [06:14.86]天(あま)照る月雲は流れ [06:24.07]鎮めたまふ御心 [06:33.48]翻(と)び翔(かけ)る百鳥(ももとり)の [06:42.91]鳴き響(とよ)むる感悦(よろこ)び [06:52.41]絶ゆることなく [06:57.30]黄泉(よみ)の境に誘(いざな)ひ賜ひて [07:11.15]この夜は明け [07:15.95]千万(ちよろづ)神の懽(よろこ)びの御歌(みうた) [07:29.50]響む