「けったいなラブソング」 これはけったいなラブソング 首筋が無性に痒くなるような言葉を並べ 古ぼけたリズムと錆び付いたメロディ 道端に捨ててありそうだ 来る日も来る日も考えているけど ただただ君への想いが増すばかり 「愛する人よ あなたはまるで闇夜に光る綺羅星の様です 強く優しく人々を照らす まばゆいほどの笑顔で」 なんて歌えっこないか 臭い出すくらいに照れ臭くなってしまうから 1行だけでもいいんだ 胸に響くようなフレーズをずっと探してる あれこれあれこれ並べ替えてみても 何から何まで間違っていそうだ それでもそれでもここで待つよりは ピエロのように舞おう 「愛する人よ あなたはまるで荒れ地に咲いてるひまわりの様です 強く凛々しく前を見据える その瞳に僕を映してください」 愛する人よ こんなけったいなラブソング やっぱやめておくよ 道端に捨ててサヨナラ 終わり