白い朝もや流れる
冬の寂しい停車場
あなたの無事を祈って
これが運命と呟くの
恋は全てを奪って
汽車の窓から手を振る
愛は全てを与えて
涙堪えて立っている
一駅だけでもあなたと一緒に
朝の汽車に乗っていきたかった
私恨んでいないわ
悲しい思いしたけど
恋に苦しむ女は
きっときれいになるという
夜の海辺に座って
遠く瞬く灯台
にじむ涙でみつめて
一人ぼっちをかみ締める
恋は別れて終るの
なんの便りもくれない
愛は別れて始まる
心密かに待っている
一駅だけでもあなたと一緒に
朝の汽車に乗っていきたかった
私泣いたりしないわ
今も未練はあるけど
涙の河を渡って
人は大人になるという
そうよ人は大人になるという