青空の 砂時計 ガラスの中の時 いつまでも 傾いて 靜かに 搖れている 手をのばせばもう 砂はこぼれ落ちて 離れたふたりの こころに降る 羽ばたいて 飛んでゆく どこか 遠いあした 誰よりも もう一度 あなたに会いたい 銀色の 砂時計 鏡の上の波 湖を 傷つけて 小舟が ゆれて行く 強い風の中 聲は屆かなくて 離れるボートに ただ手を振る 咲きながら 舞い落ちた 水辺の 花びらは どこまでも 遠くまで あなたに 流れる 青空の 砂時計 ガラスの中の時 誰よりも もう一度 あなたに 会いたい あの日の ひかりの あなたに 会いたい